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君達が鳴くから、悲しい訳じゃない。
まだいける。あたしは飛べるの。
徒歩5分のあの星の上で、あなたとお茶する約束が、まだ残ってるからね。
強く指きりしたところに出来ていたマメはもう、潰れてしまったけれど。
まだ温もりがここにあるから、
約束に有効期限なんて存在してはいけない。
今日はカラスが真上で鳴いてた。
毎日に嫌気がさしたあたしへの悪口?
・・・全部聞こえるの。狐も猫も、カラスの声も。
ずっと耳をすます生活を送るうちにね、解ってしまった。
どんな言葉も、英語ですら。
雨が降ってきそうだけれど、今日は降らない事も知ってた。
スズメはあたしに優しいから、そっと教えてくれてた。
5時30分ピッタリに陽が落ちる事も、あなたの相槌をうつ呼吸の速さも
解ってたから、寂しくなった。
どうして1つの事を解ろうとするのに、色んなことを学んでしまうのだろう。
どうして捨てたはずの鍵が今更、勝手に扉を開くのだろう。
今日はそんな考え事ばかりしていたから、カラスとケンカもした。
『あたしはあたしだ』と『そして君は君なんだ』と
言ってすぐにその言葉の重さに悲しくなったのは、空でもカラスでもなく
言うまでもなくあたしだったのに
『ごめんなさい』と呟いて飛んでいく黒い後姿を、
また『ごめんなさい』と見送った。
雨は降らないからね?気を付けて帰ってね?
家路に着いた途端スズメのあの子がやって来た。
『空は今日泣かなかったけれど、あなたは泣いていたのね』と
『あなたの心が雨だったから、きっと今日は晴れたのね』と
悔しくなった、なんだか現実でも泣いてしまいそうだった。
スズメのあの子に嫌味を言われたのだと思ったの。
すると、一つ、彼女は宝石の様な涙を転がしてこう言った。
『ごめんなさい。あなたに雨が降っていたこと、
教えるのを忘れていたの。
今日は雨だと教えてあげれば良かったね。』と
決して、決して、あの子はこの身体を冷やしたかった訳じゃなかった。
傘を差そうとしてくれていたのに・・・。
スズメもカラスも、どうしてこんなあたしに
『ごめんなさい』と謝るんだろう。
どうして素直に生きられるんだろう。
あたしも一言『ごめんなさい』と、もう1度口に出した。
未だに心は晴れてはいないけど、大丈夫。
ありがとう。素直な気持ちを教えてくれて・・・。
晴れてはいないけど、今日は雨も降っていないよ。。。
今日の散歩道で出逢ったカラスさん達を見て、
『こんなに沢山いたら顔覚えるの大変やな』とか考えてました。
『ご飯どれくらいいるんやろ』とか・・・。笑
必死に彼らはあたしを見ては『アホーアホー』ってゆうもんやから
ちょっと腹立って悪口を心で言いました。
そしたら『アホーアホー』って言いながら電線から飛んでって、
『あっ聞こえたんかな?』と思い、
心の中で『言い過ぎた、ごめん』と謝りました。
普段書いてる言葉や色々な出来事を綴るとき、
必ず、何か題材というのは存在するもんで
今回はカラスだった。
彼らは一生懸命飛んでいました。
一生懸命生きていました。
あたしなんかよりずっと。
そして『アホーアホー』に命を賭けていました。
あたしも少しそんな一生懸命なトコロを見習おう。


